しばしば東京開催の長距離戦で松岡騎手が行う戦法に次のような騎乗がある。
スタートしてからは最後方
↓
向こう正面でいきなり捲る
↓
場内歓声
↓
4コーナー先頭でムチをいれて粘り込みをはかる
↓
力つきる
本栖湖特別のロイヤルダリアでもこの騎乗が行われた。同馬は結局脚をなくして最下位に敗れたが、この騎乗法に気をつけることが2つある。
1
コーナーで外を捲って距離ロスをしたから最後は脚が上がってしまったとみえるが、実は違う。向こう正面でポジションを上げているだけなので、このパターンをしたからといって次走以降にその馬を注目する必要はない。一般的にまくって止まってしまった馬をしばしば早仕掛け&距離ロスなので次走狙うのはよいが、松岡騎手が行う場合はその限りではない。
2
松岡騎手がこの作戦をとることでペースが乱れてしまうことがある。実際に今回の本栖湖特別でも3コーナーくらいからペースが急速に上がっているように感じる。つまり、松岡騎手が長距離戦に騎乗馬があるときはペースアップで先攻勢が厳しくなることがあるのを意識しておく必要がある。
もっとも最近はこの意外な騎乗ぶりに騎手たちも慣れてしまい意外でなくなってしまっている、つまり影響されないということもある気がする。
11月になれば凱旋門賞でも5着になったバルザローナ騎手が来日する。ヨーロッパ競馬で鍛えられている彼からすると松岡騎手の仕掛けるタイミングに驚くはずだ。
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