トゥザワールドは強かった。中山初めて、重い馬場も初めて。それでも勝利したのは大きい。最後はワンアンドオンリーに4cmまで詰め寄られたが今回のメンバーには皐月賞では負けないだろう(順調ならね)。
弥生賞は1.6倍というプレッシャーの中ではじまった。向こう正面で早くも先団に躍り出る。そして3コーナーで早仕掛けで捲っていく。このときは5頭分外を回っていてかなりのロス。かなり強引な競馬だったので川田騎手は決して褒められたものではない。それでも直線で先頭に躍り出て坂でバテるもワンアンドオンリーの追撃を退けた。着差こそわずかだったが、道中での様子を考慮すればその差は大きい。
抜け出したところに追い込んでくるのは95年クラシックのフジキセキvsホッカイルソーを彷彿させた。
トゥザワールドがフジキセキよりも物足りないのはしょうがない。ワンアンドオンリーと接戦になったが2着以下はさらに離れている。よってトゥザワールドの強さが浮かび上がることになった。
問題は弥生賞→皐月賞は鬼門であること。アドマイヤムーン、スペシャルウイークなどの例を出すまでもなく弥生賞を勝利すると皐月賞に向けて調子のピークをもっていくのはむずかしい。さらに、弥生賞と皐月賞は同じ中山2000Mでも開催時期が異なるために馬場状態もずいぶんと違う。弥生賞と皐月賞を両方勝利したのはシンボリルドルフ、アグネスタキオン、ディープインパクト、ヴィクトワールピサなどの歴史的名馬ばかり。ダービーに向けては視界良好だが皐月賞は厳しいかもしれない。
馬券はワンアンドオンリーの単勝で外れてしまったが、クラシックに向けては楽しみになった。
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