勝ち馬のオッズは以前にも増してさらに低いという話。
事件は2012年7月28日新潟9R尖閣湾特別でおこった。
このレースはインプレザリオが圧倒的な支持を受けることが予想されていた。最近の成績は上位で安定しており、今回、岩田騎手を起用してきた同馬はいかにも勝機。単勝オッズ1.8倍くらいが想定されており、実際のところも1.9倍と妥当なオッズであった。勝ち味に遅いという雰囲気はあるものの実力上位は疑いもなく、まあ2着は手堅いという様子であった。
しかしながら、単勝派にとっては1着なのか2着なのかは大きな違いである。
断然の単勝人気が敗れるということは2番人気や3番人気でも驚くような単勝高配当になるものである。(例:有馬記念でディープインパクトが負けたハーツクライ単勝)インプレザリオが敗れる可能性があるならば、それに一票投じる価値は十分にあると思う。
そこで、フルアクセル。ここ2戦は7着&9着と大敗を喫しており、とてもインプレザリオを負かせる馬とは思えない。しかし、その2戦は出遅れて最後方からの競馬となってしまったもので、出遅れなければ1000万下でも好勝負ができる馬である。出遅れたら終了、しかし出遅れなければ逆転あり!オッズは朝から6.8倍前後を示していてとても魅力的なものであった。(直前15分前までは)
IPATの購入画面で最新のオッズが表示された。4.9倍(最終的に4.5倍)。このオッズは本名馬のものであり、インプレザリオ絶対の雰囲気の中では異様なオッズである。いったいフルアクセルになにが起きたというのだろうか?繰り返すが、ここ2戦は大敗を喫している馬で、今回は断然に強い馬が他にいるのである。
最終オッズが思ったよりも低いことはよくあることだが、今回は異常であった。なぜ4.5倍しかつかないのか?4.5倍フルアクセルが圧勝してから3週間経った現在の仮説は以下の通りである。
仮説:世間は自分よりも優秀なホースプレイヤーばかり説(残念ながら)。
結局のところ、私と同じように◎フルアクセルという人が多かった。みんなよく馬柱を観察しているのである。
夏競馬&土曜日。こんな条件下で競馬をみている人は本当に少数の競馬好き。よく観察する人の割合が増えればオッズはますますシビアになる。
さらに、パドッカーズの支持をうけた。少なくとも私には断然の気合い乗りにみえて、多くの人もそう思った結果。
簡単に言えば、競馬で勝利するにますます難しい状況下にあるのだ。「ますます難しい」このことを深く印象づけた馬として私の胸には深く刻み込まれたのでこのことを記録しておく。
注:なお、フルアクセルの単勝は結局購入しなかったので、本レースだけの収支はプラスマイナスゼロであったw
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