2012年12月29日土曜日

朝日杯フューチュリティSの勝利騎手インタビューは誤訳だらけ!?


朝日杯フューチュリティSのデムーロ騎手インタビューで通訳曰く、「 この距離もあっていますし、また距離が伸びてもやっていけると思います」え!!!?それって完全に誤訳だ!と思ったのがこの話の始まり。



久しぶりにライブ中継で朝日杯フューチュリティSとデムーロ騎手の勝利騎手インタビューを見るチャンスがあったが、そのときの勝利騎手インタビューの通訳を聞いて...

誤訳してるだろーーー!と叫んでしまった!!

そこで、改めて映像を何度か見直して活字にしてみた。デムーロ騎手自身の英語がちょっと文法的におかしいのと私のリスニング能力もあやしいので話半分で読み進めてほしい。

映像はこちらから


Q: スタートから道中というのはスムーズに流れたんでしょうか?
デ: Yeah, it was a strange race, you know, some horses was pulling very hard. some horses tried to making a slow pace. so it was, you know, between go and stop, go and stop. so it was not easy to...to be where it was. I was very lucky because my horse had a very good brake, and I had the best position all the way. So I was very lucky.

通訳: かかったりする馬とかペースがスローになったりする馬がいてちょっと変わったレースだったんですけれども、僕の馬は良いポジションがとることができましてスムーズな競馬をすることができました。
(ん?luckyはスルーですか?)

Q: 道中はコディーノを意識していたんでしょうか?
デ: No, actually I braked better than Cordino. I was in front of him and then, he comes at the third corner, because the pace was not faster and it was pulling very hard. I see him, of course, I don't let pass him. Otherwise I would be in a pocket. But my horse, you know,  it was a very nice horse and do the record in Tokyo after three months break, so I was really believe on him and it was in a very good condition today. Very concentrated to the race today. Very nice.

通訳: 実際コディーノよりも前につけることが出来まして、コディーノはちょっとかかるところを見せていました。内に閉じ込められるのを避けるように外を回っていったのです。自分の馬はとても良いスタートでしたし、3週間空いた後のとても良いコンディションで、前走もレコードで勝っていましたし、すごくスピードのあるレースをしてくれました。
(Noは質問の答なのにスルー!?、3週間???)

Q: この馬この後距離が伸びてどうだと感じてらっしゃいますか?
デ: He likes this distance. He can a little bit more and in the future it's going to be different.

通訳: この距離もあっていますし、また距離が伸びてもやっていけると思います。
(えーーーdifferentっていったじゃん!!、ここでブログ記事にしようと思ったのが2週間くらい前の話)

デムーロ騎手のコメントがどのくらい正確に通訳されたかは各自の判断にゆだねるが、私が問題だと思ったのは次の通りである。

問題点1: Luckyという単語は二回読み上げられていて、デムーロ騎手の感情を表している大事な単語だと思うが、通訳は無視したこと。

問題点2: コディーノを意識していたかどうかに対して、Noと言ったのに無視されたこと。

問題点3: デムーロ騎手は「三ヶ月休養後の前走の内容が素晴らしかったから今回も期待していた」という主旨のことを後半で述べているが、通訳は「三週間空いた後で状態も良かった。。。」と述べて三ヶ月と三週間を混同しさらに自分で「スピードのあるレースをしてくれた」とそれらしいことを述べて補っていること。

問題点4: 「(クラシックに向けて)距離延長は未知数と述べている」のに距離が伸びてもやっていけると真逆になっていること。これは今後の馬券検討にも影響するので最も深刻な誤訳であると思われる。

さらに

問題点5: 誤っている通訳をまとめたものと思われるのが公式コメントとなってしまったこと。競馬実況webが発表したデムーロ騎手のコメントは以下の通り。

掛かったりする馬や、スローに流れる馬が色々いる中で、いいポジションでスムースな競馬が出来ました。道中はコディーノより前にいられましたし、包まれずに済みました。前走から3週間空いていい状態で臨むことが出来ました。この距離でもいいですし、さらに延びてもいけますよ

ライブで通訳をすることは難しいことは承知しているが。。。!?

2012年12月28日金曜日

中央競馬騎手ランキング2012


中央競馬騎手はダメである。なにを今更と思うかもしれないが、今年のG1戦線をみて外国人騎手と地方出身騎手だけを買っていれば基本的に的中という印象だった。

例年定期的に調べていることだが、騎手を次のような基準で分けてみた。

リーディング30位に入ることができない→D
全レース勝率、特別レース勝率のどちらかが7.5%以下→C
全レース勝率、特別レース勝率のどちらかが10%以下→B
全レース勝率、特別レース勝率のいずれも10%以上→A

結果は下記の通り。

■ランクA
浜中俊
岩田康誠
内田博幸
福永祐一
横山典弘

■ランクB
蛯名正義
川田将雅↓
池添謙一↓

■ランクC
北村宏司
和田竜二↓
三浦皇成
幸英明
吉田隼人
松山弘平↑
川須栄彦
小牧太↓
柴田善臣
松岡正海
武豊↓
北村友一
田辺裕信
田中勝春
丸田恭介↑
中舘英二
秋山真一郎
大野拓弥↑
吉田豊
四位洋文
太宰啓介↑
勝浦正樹

考察をすると。。。
A,Bランクの騎手が激減(外国人騎手に馬が回ったせい?)
アンカツ、藤田、四位の時代が終わった
福永は言うまでもなく、浜中は主観的には信頼しづらい。
武豊とノリは応援している。
JRA騎手で頼りになるのはノリと言いたいがコディーノみているとG1では狙いづらい。

よって単勝馬券派としては外国人騎手と地方出身騎手を中心でJRA騎手は基本的に穴馬券のみとなるであろう。

それでよいのかJRA?