2013年9月30日月曜日

【凱旋門賞展望6】アルカジームにさらに注目が集まっているようだ、レーシングポスト記事を翻訳してみた

いよいよ今週末に迫った凱旋門賞。英ダービー馬のルーラーオブザワールドの話をしようとおもったがアルカジームに注目が集まりだしているみたいだ。春先は凱旋門賞前売りオッズで一番人気だった。イギリス出身の馬がレーシングポストで注目されるのは当然だが、ダービー馬ルーラーオブザワールドはどうしたのだろう?

本ブログでのここまでの展望シリーズ

凱旋門賞展望5:ムルタ騎手が騎乗するドイツ馬ノヴェリストのレーシングポスト記事を翻訳してみた

凱旋門賞展望4:キズナとオルフェーヴルのライバル牝馬=トレヴ

凱旋門賞展望3:アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手でGIIIを楽勝

凱旋門賞展望2:イギリス期待アルカジームも参戦

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

さっそく、レーシングポストのアルカジームの記事を翻訳してみた。

 

アルカジームは好気配

調教師のロジャーチャールトンによるとアルカジームはヨーロッパ最高峰レースで勝利をして今シーズンを最高のものにするのに好気配にある。

GIを3勝しているアルカジームは現在のところ15倍と評価されている。カールトン調教師は週末の調教状態で好感触を得た。

チャールトン調教師曰く、「ここ数戦、馬場状態の悪化でとても厳しいレースを強いられたが、私が見る限りではアルカジームはやる気を失ってはいないし土曜日朝の調教の様子では(勝利した)プリンスオブウェールズSやエクリプス賞のときと比較しても良い動きをしていた。」

ジュドモンドインターナショナルや愛チャンピオンSでは敗戦を喫してしまったが、凱旋門賞はアルカジームにとってふさわしい場とチャールトン調教師は信じている。

チャールトン調教師のwebsiteによると、師曰く「凱旋門賞は今シーズン7レース目となるがキャリア15戦目にすぎない。サラブレッドにとって適切なレースの数は科学的根拠で証明されてはいないが、アルカジームは好気配だ。」

「今年の凱旋門賞がヨーロッパ最強馬が集まっていてさらに日本からも素晴らしい2頭が参戦していることは今更言うまでもない。アルカジームの実績では2000Mで好成績ではあるが、ジョッキークラブSで示したように2400Mでもさらに高い力を示してくれると思っている。」

「凱旋門賞勝利にむけてはできる限りの力を借りたい。馬場状態は多少柔らかいことと右回りのレースであるのがよい。」

Aオブライアン調教師は凱旋門賞に4頭を出走させる予定である。セントレジャーの勝ち馬リーディングライト(Leading Light)も追加登録される予定。ダービー馬のルーラーオブザワールド、キングズバーンズ(Kingsbarns)やキャメロットも参戦の予定。

チャールトンはナッソーSで2着だったジストルバード(Thistle Bird)も参戦させる予定だ。この馬はオペラ賞でロンシャン競馬場を経験している。アルカジームと共に調教をしており、両馬とも好調であると報道されている。


 


まあオルフェーヴルのライバルは斤量56kgと軽い3歳馬だと思うのだが。。。

【回顧】マヤノリュウジン3着は実力か!?【スプリンターズS】

予想通りロードカナロアの圧勝で終了したスプリンターズS。2着は粘ったハクサンムーン。問題は3着マヤノリュウジン。完全にノーマークだったがこれはマグレだったのだろうか。

ロードカナロアは楽勝すると思っていた。ただしタイキシャトルやサイレンススズカのようなこともあるので1.4倍を購入する気にもなれず、また2着候補もしぼりきれなかったので、馬券を購入しないでレースを見ていたが、マヤノリュウジンは無印だった。この馬はG1で3着できる逸材かどうかを検証する必要がある。

 

結論は今後も侮れず。

 

ロードカナロアには勝てない。しかし他の馬が相手であれば今回のように逆転できる実力を備えている。地方競馬から中央競馬へと移籍してからは休養を挟みながら勝ち上がった。今夏も休養に当てている。

復帰初戦のセントウルSは果敢に先攻。しかしセントウルSは+22kgという馬体重で全く力を出せる状態ではなかった。それでも接戦の3着争い。今回しっかりしぼってきて叩いた上澄みは十分。

ただし今回はインコースをうまく走ることができたのも事実。よってスプリント戦ではGIで3着だからといって絶対視はできないが、馬場状態や展開一つでロードカナロア以外とであれば十分勝ち負けができる。マジンプロスパーやサンカルロらとは十分勝負になりそうだ。

牡6歳という年齢が気になるところだが、年齢の割にはほとんどレースに使えていない。脚元の調子が良くなかったのだろうか。過去にはトロットサンダーの例もあり、大器晩成となりそうだ。今後もスプリント重賞では要注意な存在である。

2013年スプリンターズSでロードカナロアのゴールの瞬間

レースを一目現場で見ようと3時35分に中山競馬場南門をくぐることができてなんとか歴史的勝利に立ち会うことができた。カメラは忘れてしまったのでiPhone 4Sで撮影せざるを得なかった。540kg近い同馬の馬体は本当に格好よいものであったことを付記しておきたい。

【凱旋門賞展望5】ムルタ騎手が騎乗するドイツ馬ノヴェリストのレーシングポスト記事を翻訳してみた

ドイツから参戦するノヴェリスト。キングジョージでの勝ち方から人気になっている。

キングジョージVI世クイーンエリザベスS2013の映像

 

ここまでの展望シリーズ

凱旋門賞展望4:キズナとオルフェーヴルのライバル牝馬=トレヴ

凱旋門賞展望3:アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手でGIIIを楽勝

凱旋門賞展望2:イギリス期待アルカジームも参戦

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

騎乗するムルタ騎手の意気込みがレーシングポストに掲載されていたのでさらっと翻訳してみた。

 

ムルタ騎手が語る:凱旋門賞で勝利するのはノヴェリスト

土曜日にケンブリッジシャー州で勝利を重ねたジョニームルタ騎手。今週日曜日に控えた凱旋門賞勝利で大レース勝利を上積みして輝かしい今シーズンを終えようとしている。レースで騎乗するのはそんな彼にふさわしいノヴェリスト。

7月のアスコット競馬で行われたキングジョージVI世クイーンエリザベスSでは素晴らしい勝利を挙げたノヴェリストとムルタ騎手。ムルタ騎手はアンドレアスヴェーラー調教師の4歳馬ノヴェリスト(現在William Hill社とCoral社で7.5倍)こそが凱旋門賞勝利にふさわしいと考えている。

現在のところ、前哨戦で快勝をしたオルフェーヴル、トレヴにつづく3番人気に支持されている。

しかしムルタ騎手のノヴェリストに対する自信には揺るぎがない。the King's Stand、Pretty Polly、Irish Oaks、King George、Sprint Cupに続く今年6度目のG1勝利を狙っているのだ。

ムルタ騎手曰く「本当に期待している。多くの前哨戦が終わり、たくさんのライバル馬たちが現れた。しかしキングジョージでのレースは本当に忘れられない。あの時の感触こそがノヴェリスト本来の走りだ。あの感触どおり走れれば勝者になれる。」

「アスコット開催以来ノヴェリストには騎乗していないが、状態は満足のいくものであると調教師からは聞いている。調整がうまく言っていると一流調教師が言うときは信頼がおける。」

「調整がうまくいっているなら、狙っているレースを勝つことができる。ノヴェリストにしっかりとした調教をしたからこそ調教師は満足しているんだ。」

ムルタ騎手はバーデン大賞を今月勝利したときにはノヴェリストに騎乗しなかった。ムルタ騎手は曰く「前哨戦ではよくあること、小頭数だったり、折り合いが難しかったり、休養開けだったりと。自分はあまり前哨戦を気にしていない。キングジョージでのレースぶりを忘れないでほしい。あのときの印象を忘れてはいけない。」

今年の凱旋門賞は近年では最もレベルが高い一戦の一つ。凱旋門賞は2000年にシリンダーで勝利しているムルタ騎手曰く「出走予定の各馬は本当に素晴らしい馬ばかりだ。素晴らしい凱旋門賞になる。でもキングジョージでの手応えがある。だから調教師に言ったんだ。そのときの状態にあるなら我々の馬が勝者だ、勝つのはノヴェリストだと。」


 

 

 

キングジョージの勝ち方はそんなに衝撃的に感じない。直線もよれている。そもそも古馬はオルフェーヴルの敵じゃないと思っている。

2013年9月29日日曜日

【予想】中山9R 勝浦特別

レッドガルシアを狙う。ここ2戦は馬場状態に悩まされた。函館戦ではうまく馬群をさばけなかったこともあり実力が出せず。今回のメンバー構成ならば一発大逆転も期待できると思っている。

 

◎レッドガルシア

2013年9月28日土曜日

【予想】中山10R 習志野特別

ダノンジェラートの前走はなぞの敗戦だった。1.6倍の支持にこたえて圧勝すると思われたがまさかの2着。前走は先攻して負けたので今回じっくりと脚を溜めることが予想される。差して届かず。。。とまたしても取りこぼしありかもしれない。

アイスフォーリスタツミリュウがライバル候補とみている。

◎アイスフォーリス

○ダノンジェラート

▲タツミリュウ

【予想】中山11R 秋風Sの出走各馬を分析してみた

期待をしていたクッカーニャが出走する(長岡S回顧参照)。しかし何と中山1600Mの大外枠となってしまった!!!前回の長岡Sはスーパーハイペースの中で唯一粘ったが中山1600Mの大外枠で定量戦では辛いと思う。

オリービンは12番なのでまだマシである。内田騎手を鞍上として期待できる一頭である。得意の阪神競馬に使うと思ったが中山に遠征してきた理由は謎であるが有力どころの一頭であると思う。

パワースポットはいつも安定した追い込み馬であるw今回も上位争いに食い込むだろうが掲示板までとなりそうだ。そもそも先攻勢が少ない今回のレースで後方一気の勝利は厳しいと思う。

コスモソーンパークも注意するべき一頭である。たまに(しばしば)崩れることもあるが好走するときは準オープンなら上位の実力を示してくれる。

ミヤビファルネーゼは出遅れ癖がある。休養明けでリフレッシュしていればいきなりも狙えるが。。。

ホーカーテンペストは休養開けでいきなりは厳しい。しかし、休養明け前は不調な競馬が続いていたので放牧でリフレッシュしてきたとも見て取れる。中山1600Mは二連勝した舞台でもあるので注意は必要。

ブレイズアトレイルは人気の一角となりそうだ。好枠を引いているが準オープンで戦える実力はないと思われる。今回は軽視。

最終的にはオッズ次第だが、狙いづらい一戦となった。

2013年9月25日水曜日

【凱旋門賞展望4】キズナとオルフェーヴルのライバル牝馬=トレヴ

ニエル賞勝利のキズナ、フォワ賞勝利のオルフェーヴル。それぞれにとっての強敵牝馬といったらソレミアでもジェンティルドンナでもなくてトレヴとなりそうだ。4戦4勝でここまで無敗。ヴェルメイユ賞では楽勝のレースぶりでここにきて評判もうなぎ上り。3歳馬は斤量面でとても有利な凱旋門賞だけに侮れなそう。

ヴェルメイユ賞2013の映像

 

ここまでの展望シリーズ

凱旋門賞展望3:アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手でGIIIを楽勝

凱旋門賞展望2:イギリス期待アルカジームも参戦

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

トレヴがヴェルメイユ賞を楽勝した記事がレーシングポストに掲載されていたのでさらっと翻訳してみた。


トレヴ、ヴェルメイユ賞楽勝で凱旋門賞馬候補に躍り出る 

トレヴがヴェルメイユ賞で印象的な勝利をあげた。これこそがデットーリ騎手を大舞台に連れ戻すのにふさわしいものだ。三歳牝馬のトレヴは追加登録をして凱旋門賞に向かうと思われブークメーカーのPaddy PowerとWilliam Hillでは人気の上がり馬として注目されている。

スローペース気味にレースは進んだが、デットーリ騎手はトレヴを抑えペースメーカーのWild Cocoを射程圏に入れいつでも抜け出せる手応えでいた。

しかしデットーリ騎手は慌てずにいてCriquette Head-Maarek調教師のトレヴを最後の1ハロンまでおさえた。そしてとてつもない末脚を発揮して勝利を収めた。Wild Cocoが余裕の2着でTasadayが3着。

これはデットーリ騎手にとっては昨年のスノーフェアリーによる愛チャンピオンS勝利以来初のGI制覇であった。

Paddy Powerでの凱旋門賞前売りオッズでは5倍となっており、同じように2008年のヴェルメイユ賞と凱旋門賞を連勝したザルカヴァと同じ軌跡である。

Head-Maarek調教師曰く、「馬場状態は問題ではなかった。楽勝になりはしないかと心配していた。しかし抜け出すときに馬群を割る必要があったので良い経験となった。」

「もちろん勝利するには相当大変な位置取りにいた。問題になるペースではなかったがトレヴは観客を喜ばせている。」

「レース中はドキドキしていた。というのも厳しい位置取りでかかっていたからだ。しかし結局はすばらしいスピードで格の違いをみせてくれた。」

Wild Cocoのセシル調教師曰く「スリルがあった。とても良い3歳牝馬と対決しなければいけなかったということが実にいらつくことであった。」

「トレヴは三馬身半の圧勝だったが、このコース、この馬場を大得意としていた。次にどのレースを使うかはオーナーと検討の必要がある。」


 

ここにきて人気急上昇だが、キャリアの浅い牝馬が凱旋門賞勝利というのは違和感があるのだが。。。

【菊花賞展望】エピファネイア栄冠に向けての唯一の死角【神戸新聞杯回顧】

いつもよりも相当マシだったがややかかり気味で前半進み、4コーナーでは大外を馬なりで上がる。普通なら止まるが最後もほとんど追わないで楽勝。これがエピファネイアの神戸新聞杯だった。復帰初戦でトライアルレースとしては上々の内容だと思うが菊花賞に向けて唯一死角がある。

エピファネイアはそもそもこの世代では最上位の実力を秘めている。ダービーでは折り合いがつかないで惨敗確実の雰囲気だったがキズナの奇跡的な末脚がなければ栄冠を勝ち取っていたと思われる2着。今回のレースぶりをみても改めて同世代ではキズナエピファネイアが抜きん出ている。

 

エピファネイア菊花賞制覇に向けての唯一の死角はやはり。。。

 

騎手が心配だ。キングヘイローに始まり、牡馬クラシック無冠の福永騎手にとっては菊花賞は相当のプレッシャーになるはず。レースでかかってしまっても多分菊花賞は勝てる。相手が弱い。ただし、溜めすぎてしまったときは先攻勢に残られてしまうかもしれない。ローズキングダムやスペシャルウイークが負けた時のようなパターンである。今回のレースでヒルノドンカルロウインアルザスの中井騎手にハナを取られてしまい、2頭で暴走ペースで進んだ結果潰れてしまった。藤田騎手の逃げを潰す新人騎手というのは驚きだったが菊花賞で同じことはないだろう。

 

よって菊花賞は先攻逃げ粘りに注意をしたい!

 

マジェスティハーツは怒濤の追い込みで2着に上がってきた。最後の脚はマジェスティハーツが際立っているのではなくエピファネイア以外の馬が止まっただけだ。鮮烈な追い込みは疑うべし!というのはいつも通りのことだ。1000万特別で古馬に勝ってきた馬は要注意、これは秋のトライアル戦の基本である。

ラストインパクトは残念だった。蹄鉄を打ち直すときに興奮してしまってレースにならなかったらしい。今回の敗戦で見限る必要はない。もっとやれるはず。

エピファネイアの楽勝で終了した神戸新聞杯。菊花賞にむけて期待大なのは言うまでもないし福永騎手にとっても過去最大のチャンスだと思う。ただし、エピファネイアがその後も古馬一線級と勝負できるかどうかは今後の成長にもよるので現段階では心配ではある。

【秋華賞展望2】デニムアンドルビーはレース後の体調が心配【ローズS回顧】

デニムアンドルビーは出遅れながらも大外から差し切るという豪快な競馬だった。しかし、必死になって直線でムチをいれている内田騎手の様子を見るとトライアルで一杯一杯にもみえる。そもそも1000M通過が重馬場で58.2というウルトラハイペース。先攻総潰れの流れなのでの差し切りは過信禁物である。

メイショウマンボは終始外を回る競馬となり大外枠が応えてしまった。枠順によっては逆転も十分ありそう。

しかし、一頭一頭の回顧よりも今回は馬場状態悪化の中でスーパーハイペース。本番前に過酷なレースをしたことでレース後の体調管理が難しいと思われる。秋華賞ではローズS組が全滅ということも考慮する必要がありそうである。

そこで期待してしまうのは夕月特別を勝利したスマートレイアー。期待しすぎか!?

2013年9月23日月曜日

【スプリンターズS展望】香港競馬のロードカナロア評価を翻訳してみた

ロードカナロアが今週のスプリンターズSに参戦。スプリント王国の香港ではどのように見ているのだろうか?「そういえば今年は香港からの参戦がないな〜」と思ってHong Kong Jockey ClubのWebを見てみたら、スプリンターズSと凱旋門賞の記事があったので翻訳をしてみた。

 

今秋は日本の一流馬に注目

競馬シーズンが2週間前からはじまり重賞レースも10月から始まる。香港競馬を待ち望んでいるなら競馬ファンなら日本の一流馬が集まる9月26日のスプリンターズSにも興奮するに違いない。同時に、10月6日には凱旋門賞に日本最強チームを送る。積年の思いに終止符を打とうとしているのも見逃せない。

ここ数年とは違って、今年はスプリンターズSに日本国外からの参戦がない。これはロードカナロアの存在が際立っているからだと思われる。昨シーズンにも香港スプリントに勝利をして香港勢の連勝を止めてしまった。安田記念にも勝利したがマイルとスプリントの両方の勝利は偉業と言ってよい。セントウルSではハクサンムーンに敗れたが、二頭はまたスプリンターズSで激突する。香港からの参戦はないがラッキーナインと同じ牝系のサドンストームが参戦する予定。注目はロードカナロアであり香港国際競馬に再来するかどうかも見逃せない。

去年の凱旋門賞での敗戦は覚えているだろうか。ソレミアとオルフェーヴルの対決は伝説となった。オルフェーヴルは今年再挑戦することになり、フォワ賞を勝利して凱旋門賞に向けて好調だ。また日本ダービー馬のキズナも英ダービー馬のルーラーオブザワールドを破った。日本馬2頭は凱旋門賞初勝利に向けて出走準備を整えている。

こういった日本馬の活躍に注目している間も香港競馬も白熱していることを忘れてはいけない。1400MのNational Day Cupや1000MのSha Tin Sprint Trophyが10月1日に開催される。香港にいようが海外にいようが素晴らしいレースを見逃さないように!


 

ロードカナロアに恐れをなしている雰囲気の香港。しかしタイキシャトルだって負けたのだ。競馬は走ってみなければわからない。

【回顧】次走の狙い馬はイリュミナンス【夕月特別】

夕月特別はスマートレイアーの快勝で幕を閉じた。スマートレイアーは秋華賞に出走予定なので別記事とした。ここでは他馬についてもみてみたい。

 

エアジェルブロワは直線抜け出すときに詰まったがどちらにしても2着までだった。今回は相手が悪かった。次回は確勝だが断然人気だと思われる。

イリュミナンスは休み明けということを考えると今回はなかなかの内容。3歳馬だけに次走はさらに上澄みも見込めるので楽しみ。

アドマイヤギャランも直線で詰まってしまった。スムーズな競馬ができればもう少しやれそうだが次も人気だと思うので妙味はない。

デルマイザナミは53倍と人気なかったが5着。▲で期待していただけに妥当な活躍である。これからも着は拾えるだろう。

アルアマーナも直線で詰まってしまったが、それがなくても掲示板までだった。これからも苦戦しそうである。

 

馬券はエアジェルブロワを狙ったので悔しさも多少あるが今回は相手が悪かったのであきらめている。

【秋華賞展望】スマートレイアーを狙いづらい3つの理由と狙いたい2つの理由【夕月特別回顧】

武豊騎乗のスマートレイアーが夕月特別を快勝した。単勝1.8倍に快勝されたらあきらめるつもりだったのであまり悔しくない。直線楽な手応えで抜け出したそのレースぶりから考えて秋華賞に参戦しても人気の一角となりそうである。しかし、1000万下特別快勝だからといって秋華賞で狙いづらい3つの理由がある。


狙いづらい理由1
そもそも武豊&ディープインパクト産駒人気となることが明確なだけにオッズからの妙味は激減してしまう。鮮烈な勝ち方だったので単勝15倍!みたいなことはないはずだ。きっと5.5倍で3番人気というよう感じで人気馬になると思う。


狙いづらい理由2
今回は完勝だったが、直線はごちゃつくところもあって、それがなければ他馬とももう少し接戦になっていた。今回強かったことは認める。しかし、鮮烈な追い込み(見た目)にだまされてはいけない。


狙いづらい理由3
なんといっても阪神1800Mと京都2000Mでは条件が違いすぎるだろう。京都2000Mで差し切りをするのは困難である。

 

それでもやっぱり狙いたくなってしまう理由も2つあるw 

秋華賞戦線の主力はローズSを使った馬たちであるがローズSの馬場状態はひどかった。そのひどい馬場状態でハイペースとなった。トライアルで疲労困憊した馬がたくさんいるに違いない。勝ち馬のデニムアンドルビーをはじめ調子を整えることが困難だと思う。紫苑Sはそんなに高いレベルとも思えず、ローズS組全滅ならスマートレイアー勝利もありうる。

 

ん?もう一つの理由?武豊騎手を応援しているw

 

夕月特別出走各馬の回顧はつづく

【凱旋門賞展望3】アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手でGIIIを楽勝

アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手で凱旋門賞に参戦することになりそうだ。

 

ここまでの展望シリーズ

凱旋門賞展望2:イギリス期待アルカジームも参戦

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

今年のジョッキークラブ賞典を勝利しているアンテロだが、2400M経験はない。マイル〜2000Mを中心に使われている印象だ。凱旋門賞の最後のトライアルレースといってもよいGIIIを本日勝利した。さっそくレーシングポストの記事を翻訳してみた。


Oペリエが自信の騎乗でアンテロ楽勝

公園で散歩でもしたかのように、1.5倍というオッズではつき過ぎという感じでアンテロがOペリエ騎手に導かれて予想通りの大楽勝をした。

GI1勝、ジョッキークラブ賞典でも2着していたMorandiや4戦3勝のキャリアで期待されていたZhiyiがもしかしたら逆転して凱旋門賞戦線に登場するかと期待していた人もいたようだが、完璧に打ちのめされてしまったようだ。

今回の大楽勝劇はアンテロの実力を改めて知らしめるものであったが、凱旋門賞は今回のPrix du Prince d'Orangeよりもさらに400M距離が延長される。スタミナがもつかどうかということに関しては今回ゴール板を最後まで駆け抜けたからといって、まだなんともいえないのではないか。

レーシングマネージャーのPierre-Yves Bureau曰く、「レースは馬主とファーブル調教師と観戦したが、次走は凱旋門賞になるだろうという話し合いをした。」

凱旋門賞は馬主が参戦したがっているようだが、ファーブル調教師は距離不安から英チャンピオンSを狙うことを週中は認めていた。

アンテロの凱旋門賞でのオッズは15倍から11倍となった。(Bet365でのオッズ)


 

 

ペリエに言いたい。2年連続で日本調教馬勝利を邪魔しないでほしい。

2013年9月22日日曜日

【凱旋門賞展望2】イギリス期待のアルカジームも参戦

愛チャンピオンSにおいて断然人気で敗れてしまったアルカジーム。凱旋門賞で巻き返しはあるのだろうか?

 

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

2013年の愛チャンピオンS映像 勝ち馬のThe Fugue(ザフューグ)に完敗したようにも見えるが。。。

単勝1.9倍に指示されて愛チャンピオンSに挑んだアルカジーム。当日は馬場状態も悪くDeclaration Of Warなどの他有力馬は回避するような状況。レーシングポスト紙の単評にもある通り、勝ち馬ザフューグを脅かす脚を全く使えることなく2着確保が精一杯だった。いわゆる重馬場をここ2戦の敗戦理由に挙げているアルカジーム。レースを使い過ぎという意見もある。英チャンピオンS参戦も検討していたが。。。

 

数日前にアルカジーム陣営が正式に凱旋門賞参戦をTweet。アイルランドのインディペンド誌の記事を翻訳してみた。

 

アルカジーム陣営、凱旋門賞参戦に意欲

ジェームズドイル騎手は凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場の馬場状態はアルカジームにピッタリだと信じている。

今季G1を3勝している人気のドイル騎手は、ロジャーカールトンが調教する5歳馬、アルカジームに騎乗して凱旋門賞参戦をすることを楽しみにしている。

愛チャンピオンSを含めて、ここ2戦アルカジームは負けてしまい、さらに2400Mを走るのは昨年の5月以来となる。

その2012年の5月以来、主戦となっているドイル騎手曰く「数週間前にロンシャン競馬場で騎乗してみてさらに馬場を一周歩いてみて馬場状態を確認してみた。おそらくアルカジームに合う馬場だと感じた。」

「向こう正面も直線もずいぶんと良い馬場状態になっている。アルカジームにピッタリの馬場状態だ。」

「前哨戦をみれば今年の凱旋門賞はレベルが高いように感じる。トレヴのレースでの加速力は驚異的で、オルフェーヴルもこれ以上ないくらいに楽勝だった。凱旋門賞は大変な一戦となる。アルカジームは2000Mで走ってきたように走れば大丈夫だ。馬場状態も稍重から良が望ましい。」

「不良馬場で2000Mを走ったときにも騎乗したがそのときもなかなかだった。ただ、どこかの記事で読んだが、そのときは最後の1000Mの時計が同日の1200MのG3よりも0.02秒遅かったらしい。」

「その記事通りだとすると重い馬場は向かないので、2400Mで良馬場というのはこの馬向きだと思う。」


 

固い馬場をのぞむならJCに来てほしい。もっとも使い過ぎが心配されるということはその可能性は低いだろうが。。。馬主はウェールズ出身らしくウェールズ出身の人が凱旋門賞に挑戦するのは初らしい。

【予想】阪神9R 甲東特別

アドマイヤドバイの復帰戦となった。休み明けによる取りこぼしもありそうだが、実力は上だと思われるので上位争いは間違いない。

レインフォールが1000万下では安定した先攻力を発揮しているが、グリーンラヴの成長にも期待している。函館で勝利をしたときはスタート不利で最後方、直線は最内でほとんど馬なりで抜け出した。つまり楽勝だった。後方からではなく中団のインコースから進めることができればきっと好勝負になるはず。

とここまで検討をしたが三頭が人気を分け合っている。これは見学レースして中山9Rに集中した方がよい。

【予想】中山11R オールカマーは混戦模様

オーシャンブルーをどう捉えるかが勝負の分かれ目と思われる。有馬記念2着という実績を考えればその実力に立ち向かえる馬はいない。休み明けで体調がリフレッシュしていれば日経賞のような無様なことはないと思う。しかし、有馬記念は着拾いでの2着とみれば実力も怪しい。他馬は混戦模様だ。

ダノンバラードが得意の中山コースに挑む。現在単勝3.3倍。今回は連軸候補としては最右翼であることは間違いないだろう。しかし、宝塚記念2着は川田騎手の好騎乗もあるし、休養開けであることも考慮すると取りこぼしは十分ありうる。

ダイワファルコンは中山競馬場を得意としておりマツリダゴッホになんだか似ている。ただし今回は外枠であることを考えると単勝は狙いづらい。抑えまで。

メイショウナルトは絶好調の武豊。アイドル騎手の人気でもしかしたら一番人気になるかもしれない。小倉記念は見事な競馬だったがちょっと武豊人気し過ぎだと思う。確かに最近の武豊は復活の印象が強くて、以前までの武豊人気によるオッズも復活してきているのではないか?過大評価され過ぎだとおもっている。ユタカマジック炸裂のときはあきらめる。

ハナズゴールは不気味である。内枠であること、2200Mというのも新鮮味がある。ただし、エリザベス女王杯にでたいから同じ距離を試しているという雰囲気が漂うこと、府中牝馬Sに向けて調整にもみれること、浜中騎手が乗らないことや安定しない成績からは狙いづらい。

サトノアポロムスカテールは、展開次第は逆転もありそうで侮れない。

アスカクリチャンはがんばって3着までか。

 

まとめ

オーシャンブルーの単勝を買ってみる

【予想】中山9R 外房特別の出走各馬を分析してみた

外房特別は一週間前に的中した木更津特別と同条件のレースとして開催される。

次走の狙い馬として記録していたプレミアムブルーが中一週で出走となった。前走の外枠から今回は内枠となり条件も良くなった。内田騎手が引き続き騎乗するところからも注目されているのは間違いないが、単勝3倍の一番人気となりそうだ。

ジョングルールが復帰戦を迎える。このクラスでは格上感がある。しかし、休み明けで1600Mというのはどうなのか?中間は喉なり手術を受けているので手探り出走という気がする。

ショウナンダイチが上がり馬として出走。前走は馬場状態もイマイチなところで先攻したのは良かった。今回は外枠ということもあり△まで。

チャーチクワイアの前走はインコースを最大限にいかす完璧競馬であった。今回はプレミアムブルーのほうが条件がよさそうである。△まで。

ダイワストリームが不気味な存在だ。本当に強いのかどうかはまだ良くわからない。内枠をひいたのは好材料だが人気なら軽視したい。☆候補。。。と思ったら2番人気になりそう。

 

まとめると

◎プレミアムブルー

▲ジョングルール

△ショウナンダイチ

△チャーチクワイア

△その他たくさんいそうw

☆ダイワストリーム

 

まあほとんど見学レースだな。

2013年9月21日土曜日

【予想】阪神10R 夕月特別

エアジェルブロワの逃げ切りに期待している。8月最後の函館を使わなかったことには好感が持てるし、メイショウスザンヌあたりが前走みたいに暴走しなければ、今回スムーズに逃げることができると思う。

スマートレイアーアドマイヤギャランは怪しい。前走の三面川特別は完全に差し馬有利の展開であったので過信禁物。ただしスマートレイアーは3歳馬で前走は休み明けであった。今回激変してくる可能性も残しているがその時はあきらめる。

デルマイザナミは不気味な存在。前走は例のボコボコになった函館競馬なので着順こそ気にしていないが、体調面でリフレッシュできているかどうかが気になる。しっかりと立て直しているようであれば、上位争いに加われると思う。

メイショウキラリは復帰戦となる。復帰前はこのクラスの特別戦を勝利している馬で侮れない。かなり気難しい馬に思えるのでテン乗りが心配。

イリュミナンスに休養開け。いきなりで勝利された時はあきらめるしかない。

もっとも牝馬限定の戦いなので怪しさが漂うのも事実。無理な購入はしないつもり。

 

◎エアジェルブロワ

▲デルマイザナミ

☆スマートレイアー

2013年9月18日水曜日

【凱旋門賞展望】キャメロットは参戦するのか?レーシングポスト記事を翻訳してみた

2012年のイギリスダービー、アイルランドダービーと勝利したキャメロット。馬場状態によっては凱旋門賞で巻き返しをするかもしれない。しかしそもそも凱旋門賞に出走するのだろうか?

 

キャメロットはここまで10戦6勝。アイルランドダービーまでは無敗の5連勝。

2012年のイギリスダービー映像、直線豪快な差し切り勝ち!

2012年のアイルランドダービー映像、5頭立てで楽勝

しかし、ダービーの後はどうも精彩を欠いている。今春にG3を1勝するもここ2戦はAl Kazeem(アルカジーム)に2連敗と1番人気を裏切り続けている。フォワ賞でオルフェーヴルの最大のライバルとして出走予定だったが馬場状態がよくなかったということでレース回避となった。

昨年のダービーのような実力をロンシャンで見せることができるのか。オブライアン調教師の考えはどうなのだろうか。そこで、キャメロットについて"Camelot's work at the Curragh pleases O'Brien"という記事の一部を翻訳してみた。


キャメロット、カラ競馬場での調教の様子にオブライアン調教師は満足

キャメロットが日曜日にカラ競馬場をギャロップで駆け抜けた。その様子にオブライアン調教師は満足している。キャメロットはロンシャン競馬場の馬場状態が良くないことからフォワ賞を回避したばかり。

Jオブライアン鞍上で、キャメロットは2000Mを同厩舎のKingdomとSeamine Heffernanと共に調教。直線で並走して最後の1Fはぐいと伸びた。

オブライアン調教師曰く、「非常に満足している。軽く流しただけだがキャメロットは好調だ。どのレースを使うかは馬場状態次第だ。」

「馬場状態が良いところで走らせたい。それがロンシャンなら凱旋門賞に出走することになるだろう。天気がどうなるか、キャメロットがどういう状態にあるかを見定める必要がある。」

以下は他馬の話となるので略


 

理由はどうであれトライアルを使えなかったのは痛い。アルカジームに連敗している、それに古馬は斤量が重いということを考えると34倍とはいえ狙いづらいと思うが。。。良馬場を求めるならジャパンCに挑戦してみては?

2013年9月17日火曜日

【予想】阪神11R 仲秋S

阪神競馬は良馬場まで回復した。代替競馬なのであまり熱くならずに少額でいきたい。



各馬の分析はしたので、実力上位で臨戦過程が整っている馬を狙うことにする

◎ノーブルディード

◯ノーブルジュエリー

△ニシノビークイック

△メイショウツガル

△ダノンウィスラー



◎◯の馬連は15倍しかつかないのできたらあきらめる



◎単勝と◎△馬連

【予想】阪神11R 仲秋Sの出走各馬の実力を分析してみた

台風18号の影響により一日開催が順延となった。馬場状態は稍重くらいまでは回復すると想定して予想する。出走各馬の実力を分析してみた。

 

ノーブルディードの前走はインコースをうまく抜け出したもので過信禁物だが、今回も最内枠であり同じような競馬ができるかもしれないので期待してみたい。

ノーブルジュエリーは実績もあり、この馬が勝利なら順当。夏場を休養に当てたことから今回は余力を残して勝利して重賞戦線に挑もうとしているはず。むしろそこに付け入る隙がある。

メイショウツガルは不気味な存在。前走は馬場状態が悪すぎたので度外視として佐世保Sでの3着が光る。しかし古川騎手というのがなんともかんとも。。。

ウエストエンドは実力上位。しかし休み明けでいきなり勝利はないとおもわれるので入着まで。

ペルレンケッテは休み明けでいきなりは厳しい。そもそも地力アップしなければ準オープンで勝利するのは厳しいはず。休んで実力アップしていれば一発もあるが。。。

クレバーサンデーは復帰後の函館2戦がイマイチだった。ここで挽回できるとも思いづらい。

アルティシムスはよくわからない。

マイネボンフールアンウォルトは格下。

ニシノビークイックはついに川田騎手に乗り替わりで逆転候補。

エトピリカは格下。

ダノンウィスラーは前走は休み明けでヤル気なし。今回は要注意。

 

まとめ

ノーブルディードノーブルジュエリーメイショウツガルニシノビークイックダノンウィスラーに勝利のチャンスがあるとみている。

 

つづく(はず)

2013年9月15日日曜日

キズナ差し切り勝ち!でレーシングポスト記事を翻訳してみた【ニエル賞回顧】

キズナがニエル賞を勝利してフォワ賞までは時間がある。その間でレーシングポストの記事"Kizuna enters Arc picture with narrow Niel victory"を訳してみた。勝ち馬の騎手である武豊騎手のコメントがないのがなんともかんとも。記事はどうしてもイギリスびいきだと思ってしまう。(注:レーシングポストはイギリスの競馬新聞)

 

キズナがニエル賞で接戦を制して凱旋門賞戦線に参戦。

日本ダービー馬キズナがイギリスダービー馬ルーラーオブザワールドとの写真判定を制して凱旋門賞に向けて多いにその存在を宣伝することになった。ルーラーオブザワールドも凱旋門賞に向けて評価を落とす内容ではなかった。

事実、ブックメーカーのBoylesportsではルーラーオブザワールドは17倍から7倍へと評価を上げることになり、一方のキズナは17倍から9倍となった。

William Hillでは評価が違ってキズナと4着フリントシャーが9倍でルーラーオブザワールドが11倍となっている。

キズナは道中は後方外目から進み、直線では武豊騎手のゴーサインに応えて出走各馬を豪快に差し切った。

一方、ルーラーオブザワールドはペースが早くなったところで位置取りを悪くしてしまい、馬群を割って伸びてきたが写真判定では明らかに劣勢となった。

2着となったライアンムーア騎手曰く、「なかなかよく走ることができた。道中も良いリズムで進むことができ、囲まれたときに少し若いところを見せたが、素早く反応してくれた。馬場状態にも対応することができたといえる。」

3着になったのはイギリスダービー5着のオコヴァンゴ。上位2頭よりも流れにのってレースをすることができた。25倍から21倍へと評価を上げた。

不良馬場ということもあり、オコヴァンゴと同厩舎(ファーブル調教師)で一番人気のフリントシャーは4着に沈んだ。

Mギュイオン騎手曰く、「馬はリラックスしていたがやはり馬場状態が良いほうが向く。馬はできる限りは走ったが、この馬場状態ではいつものような加速をすることができない」

2013年9月14日土曜日

ニエル賞キズナのライバル馬を調べてみた

いよいよ9月15日21:30(日本時間)ロンシャン競馬場で行われるニエル賞に日本ダービー馬キズナが出走する。現在のところ、インターネットのブックメーカーWilliam Hillでは5.5倍の2番人気

 

キズナの応援記事は既に書いたが、せっかく観戦するならどのような馬がライバルかがわかった方が面白いのでは!?そこで、出走有力馬の動向を調べてみた。

 

Flintshire(フリントシャー)が現在の1番人気(2.5倍)。前走のパリ大賞典は後方3番手から差し切り勝ち。最後は抑える余裕も見せていた。


地元ファーブル調教師からの4頭出しの1頭。4戦3勝2着1回とパーフェクト連対中。ピンクの帽子で騎手はギュイヨン騎手。ヴィクトワールピサに騎乗してジャパンC3着したときの騎乗ぶりはなかなかだった。日本最強がキズナならヨーロッパ最強はFlintshire(フリントシャー)だろう。


Preempt(プリエンプト)(151倍)はFlintshire(フリントシャー)同じ馬主ということを考えるとこちらはペースメーカーと思われる。

 

Ruler Of The World(ルーラーオブザワールド)が続いて3番人気で6.5倍。イギリスダービーの勝ち馬であるが、よれて勝利している。アイルランドダービーで惨敗したところから人気を落としている。ムーア騎手騎乗で黒い勝負服。

 

各国の有力三歳馬が激突することになったニエル賞。どの馬も凱旋門賞に向けてのトライアルレースなので余力を残しているはず。しかし面白いレースとなりそうだ。

2013年9月13日金曜日

ニエル賞がんばれ武豊とキズナ!

武豊とキズナが挑戦するニエル賞の時間が決まった。グリーンチャンネルでは生放送、15日日曜日の夜中9時〜!!

 

現在のところ、2番人気で4.5倍。帯同馬もついているので期待が高まる。こちらは帯同馬に蹴られていない。

 

ニエル賞の1番人気はFlintshiredで2.3倍くらい。パリ大賞典の勝ち馬。凱旋門賞前売りでも一番人気である。地元人気もあるだろう。

 

キズナ大惨敗も想定している。トライアルレースということを考えよう。追い込み脚質を考慮すると豪快に差し切ることはできず、馬群に沈んで終わってしまうかもしれない。

2013年9月9日月曜日

次走の狙い馬はエクサラントカーヴ【京成杯AH】

エクサラントカーヴの勝利は正直驚きだった。新潟日報賞でのパフォーマンスを甘く見ていた。次走も相手次第では要注意。

京成杯AH

 

ダノンシャークは休み明けで目標は先にあるし、まあこんなもの。それでも勝利するとみていただけに余計に勝ち馬の勝利が際立っている。

ダノンシャーク

 

ゴッドフリートは3歳で3着。今年の3歳馬はイマイチという評価なので今回は善戦したと思う。ただ重賞戦線でこれからやっていけるかというと。。。

 

ルナに注目が集まるのは仕方が無い。横山典弘騎手のジュニアが重賞勝利ともなれば盛り上がりが必至だが、今回はちょっと厳しかった。G3で勝ち負けできるとも思えないし、逃げの一手しかないので直線坂でバテると思っていた。函館開催とは違う。しかし、10着にまで敗れるとは思っていなかった。

 

次走の狙い馬はプレミアムブルー【木更津特別】

ケイアイエレガントが予想通りの勝利だった。前走はスタートで躓いて全くの論外だったので今回は順当勝ちといえる。

ケイアイエレガントat木更津特別 

 

チャーチクワイアは内枠を最大限に活かしての2着。次走は着順から人気になるだろうが、実力は決して高くはないので過信禁物。

 

ミナレットは予想外の大健闘。3歳馬ということもあって実力をつけてきていると思う。チャンスは十分にある。

 

プレミアムブルーは惜しかった。今回は休み明けで大外枠。仕方なく逃げの手を打ったが最後は止まって4着。次走は勝ち負け必至。

 

カフェリュウジンポップジェムズは出遅れ気味。まだ3歳。これからだろう。

 

よってまとめると、プレミアムブルーミナレットは勝利が近い。予想はズバリ当たってうれしい。

 

2013年9月8日日曜日

追悼トウカイテイオー【帝王は、皇帝を超えたか。】

トウカイテイオーが逝去したことに併せて様々な催しが行われている。月曜日はグリーンチャンネルで特番を放映していたが私は見逃してしまった。土曜日の11Rレースはトウカイテイオー記念として行われた。来週はターフィーショップで記念品の販売も始まるらしい。

 

帝王は、皇帝を超えたか。

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中山競馬場でもいろいろと行われている。今日は献花が行われていた。

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中山競馬場を15年ぶりくらいに散策してみて気づいた3つのこと【京成杯AH観戦】

中山競馬場で15年ぶりくらいに散策して、ノスタルジーをまとめてみた。

 

気づいたこと、その1:人が少ない。

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とにかく人が少ない。20世紀の頃はゴール前は朝から大混雑で席とりの椅子ばかり。ベンチには新聞紙が置かれていて、どかして座ると怒られた。パドック→返し馬→レース→ウイナーズサークルと全てをみることはほとんど(いや多分ゼッタイに)不可能だった。21世紀の競馬はインターネット競馬が当たり前となって売り上げも下降した結果、とても閑散としたものとなった。あの頃の熱気がなつかしい。

 

気づいたこと、その2:「おタバコは喫煙所で

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競馬場は鉄火場でどこもかしこもタバコを吸っている人で一杯だった。煙を出す人から逃げて別の場所に移動すると、そこもタバコを吸う人がいた。禁煙と書いてあっても、その張り紙の前でタバコを吸っていた。つまり、嫌煙家としては辛い場所だった。しかし、いつのまにか全面禁煙となっていた。そしてそれを守っているマナーの良い客しかいない。嫌煙家としてはバンザーイ!

 

気づいたこと、その3:静か。

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レースのときこそ歓声が聞こえてくるがパドックなどは本当に静かになった。当時は「岡部しっかりしろー!!」とか「的場落ちるんじゃねえー金返せ」とか「トミオ頼むぞ!!」と罵声というか声援がパドックに響いていた。そのかけ声が絶妙でパドック中が笑いに包まれることもあった。今はカメラシャッターの音しか聞こえない(自分のシャッター音だがw)。あの競馬オヤジたちは何処にいってしまったのだろうか。

 

そもそも競馬場は酔っぱらいオヤジの溜まり場で身だしなみもだらしない人ばかりだった。なんだか酔っぱらいオヤジは一掃されてしまったかのようにほとんどいない。

 

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なんとなく寂しさもあるが、21世紀競馬は落ち着いて競馬を楽しめる。また行きたい。

 

【予想】中山9R 木更津特別

ケイアイエレガントが先攻抜け出しで木更津特別を勝利する。前走はスタートで転んで万事休す。この中山1600Mでの勝利経験もある、開幕週で先攻有利の馬場状態、圧倒的有利の内枠、と勝利条件が揃っている。

 

プレミアムブルーがライバルと思われるが、同馬は休み明けであり、外枠発走。今回はケイアイエレガントが優位とみている。

2013年9月5日木曜日

サクラバクシンオーの想い出【ダッシャーゴーゴー屈腱炎】

ダッシャーゴーゴーが屈腱炎となった。

 

種牡馬になるのかと思ったが全治9か月の後に復帰を目指すようである。ダッシャーゴーゴーといえば、父サクラバクシンオー、最強のスプリンター。サクラバクシンオーはすでに20年近くも前の馬となってしまったが、その印象は鮮明だ。

 

セントウルSに出走を予定しているロードカナロアも相当強いが、サクラバクシンオーの強さは圧倒的だった。

 

初めてサクラバクシンオーをみたのはヤマニンゼファーを完封したスプリンターズSだった。それからの戦績は(記憶に間違えがなければ)

 

スプリンターズS(1200M) 1着

ダービー卿CT(1200M) 1着

安田記念(1600M) 4着(ノースフライト勝利)

毎日王冠(1800M) 4着(ネーハイシーザー勝利)

スワンS(1400M) 1着(ノースフライト2着)

マイルCS(1600M) 2着(ノースフライト勝利)

スプリンターズS(1200M) 1着

 

1200M〜1400Mでは絶対的な存在だったが、マイルではノースフライトに絶対勝てなかったことが、よりいっそうスペシャリストの雰囲気を漂わせていた。引退レースのスプリンターズSは四馬身差の圧勝。スプリント戦とは思えないぶっちぎりの実力で度肝を抜かれた。

 

種牡馬としてコンスタントに活躍馬をしているが、代表産駒はショウナンカンプ、ダッシャーゴーゴー、グランプリボスあたり。なんとかその血をつないでほしい。

2013年9月4日水曜日

次走の狙い馬は。。。【新潟記念回顧】

> 前回の続き

コスモネモシンがまさかの激走で幕を閉じた新潟記念。びっくり仰天の結果だったがそれは馬場状態によるものだった。

 

やや重発表とはいえ直前まではスコールの影響もあり重馬場、このレースも重馬場と思って良さそうだ。コスモネモシンは戦績からも重馬場を得意としており、インコースをうまく立ち回った松岡騎手のファインプレーもある。よって今回の勝利もマグレと言って良さそうだ。

 

エクスペディションは浜中騎手の逃げ作戦ファインプレー、この馬のムラ馬にはちょっとついていきづらい。

 

ファタモルガーナダコールは想定ぐらい。これからもローカル戦を中心に着を繰り返していきそうである。

 

ニューダイナスティブリッジクライムはまさかの1,2番人気。G3で勝利する力はないと思われるので、今後も苦戦必至といえる。

 

サンシャインカルドブレッザの二頭も大惨敗。両馬とも馬場状態ゆえの敗戦であろうから今回は度外視してよさそうなので、ローカル重賞なら引き続き注目

 

トレイルブレイザーがなんと最下位!能力上位と思われたが4角で失速。故障したのだろうか。

 

まとめると今度の勝ち馬として注目なのは。。。。。いない。雨が降ったとはいえ、ちょっとG3としては物足りない結果である。

次走の狙い馬はクッカーニャ!【長岡S回顧】

スイートサルサが豪快に差し切った長岡S。同馬は3歳ということもあり今後が楽しみな一頭であるのは間違いない。しかし他にも注目するべき馬がいる。いったいどんなレースだったのか!?

結論からいえば超絶ハイペース。新潟マイル戦で1:31.7という時計。これは2012年関屋記念の勝ち馬と同タイム。つまり最終週ということを考えるとかなり秀逸な結果だが、前半のペース1000M通過に57秒台に大きな原因がある。超絶ハイペース、結果として圧倒的上位だった一番人気オリービンは馬群に沈み、その他先攻勢は軒並み二桁着順。

クッカーニャだけは先攻勢の中でも4着と奮闘した。ちょっと緩いペースで先攻すれば今度は勝ち馬になれる!きっと次走は中山1600M。大庭騎手で人気にならず15倍くらいで狙いたい。

ダンスファンタジアはこれからもハイペースで前がつぶれたときにひっそりと2着。

オリービンは1600Mがダメではなくてハイペースで潰れただけ。阪神コースに登場すれば確勝。しかし、一番人気必至なので推奨はしない。

パワースポットは横山ファインプレー。ペースに便乗。

ヒラボクインパクトは出遅れもあり、挽回可能。この秋は期待。でもきっと人気先攻。

まとめると次走注目するべきなのはクッカーニャオリービンヒラボクインパクトスイートサルサ

2013年9月2日月曜日

サマージョッキーズシリーズの中間結果とルールを一目見て愕然としたこと

このブログを書いている私はユタカを応援している。サマージョッキーズシリーズは武豊騎手の勝利で「ユタカ優勝ならメディア受けもよいなぁー」なんて安易に思っていたところ当シリーズの中間結果とルールを一目見て、ますますユタカを応援したくなった。

 

武豊騎手の今年の確変ぶりというか復活の兆しはいうまでもない。もちろんノースヒルズやメイショウの支えがあるが騎乗ぶりをみても復活の兆しありありである。

 

トウケイヘイローでの2000M&武豊騎手になってからの安定感、メイショウナルトでの鮮やかな逃げなどなど武豊騎手がこの夏を通じて活躍をしてきたのは周知の通り。

 

そこで現在のランキングを確認すると次の通りとなる。

【第23戦 新潟記念(GIII)終了時】

1 岩田康誠 48ポイント
1 武豊 48ポイント
3 内田博幸 44ポイント
4 福永祐一 34ポイント
5 川田将雅 33ポイント
5 戸崎圭太 33ポイント

 

 

このポイントをみて感じたことは「岩田に負けるなユタカ!」というのが私の正直な気持ちかと。

 

そこでシリーズのルールを今調べて愕然とした。

 

残りは2レースであること
セントウルSと京成杯AHが対象であること
セントウルSはG2、京成杯はG3でG2の方がポイントが高いこと
セントウルSは岩田騎手鞍上でロードカナロアが出走予定!!!

 

岩田騎手逆転勝利が濃厚。。。うーんユタカ頑張れ!

2013年9月1日日曜日

2013年の新潟記念は完全なインコース前残りのトラックバイアス

新潟8R前後に降ったスコールにより新潟競馬は重馬場に急変。その影響が残っていたのか、新潟記念は完全なインコース前残りのトラックバイアスがでた。その結果、コスモネモシンの勝利とエクスペディションの逃げ粘りで終わった。

期待をしていたカルドブレッサの評価を変える必要は無い。インコースでも予想通り先攻しなかったサンシャインも評価を変える必要なし。エクスペディションはやっぱりクセ馬なところがイマイチつかめない。浜中騎手逃げはファインプレー。松岡騎手は久しぶりにマイネルで金星!面目躍如といったところか。

トレイルブレイザーは最下位で終わり心配させる結果となった。大丈夫だろうか。

夏競馬は7戦0勝で幕を閉じた。1つも勝利できなかったこと7戦しかできなかったことの双方が深刻な問題である。

秋競馬は中山からスタート。楽しみではあるが、しっかりと夏の反省会をしてからのぞみたい。

「世の中に絶対はない」を93年有馬記念で教えてくれたトウカイテイオーが逝去した

トウカイテイオーが亡くなった。25歳で心不全とのこと。

私にとってのトウカイテイオーといえば、それは帝王復活の93年有馬記念である。初めて予想をしてレース観戦をしたのがその有馬記念であった。

もちろん、トウカイテイオーという名前は競馬素人であった私も知っていた。無敗の二冠馬であったこと、何度も骨折をしていたこと、今回も骨折一年ぶりのレースであること。競馬素人の私にも常識はあった。「一年ぶりでG1を勝利することは絶対できない。」

ビワハヤヒデ断然、ライバルもレガシーワールドで決まりというのが当時の下馬評であったが、サンスポを熟視しながらビワハヤヒデを倒すことができる馬を探し続けた。ウイニングチケットが候補筆頭。何度見直してもトウカイテイオーは目に入らなかった。常識は絶対であった。

あのままビワハヤヒデが先攻抜け出しで勝利していたら競馬を20年以上も続けるほどのめり込むことは無かった。直線でビワハヤヒデを並ぶ間もなく抜き去ったあの脚は今でも忘れがたい。

あれから20年。今では「競馬に(世の中に)絶対はない。」ということを痛切に感じているのでG1で1.2倍が敗れても驚くことはなくなった。また絶対、常識と思われていることに疑問符を投げるようにもなった。

「世の中に絶対はない。」この貴重な教訓を残してくれた最初の馬がトウカイテイオーであった。

ps
最近、藤田騎手がその著書において、あのときの田原成貴の涙は嘘だったということが暴露されている。たとえそうであったとしてもトウカイテイオーの与えた衝撃や感動は決して色あせることはないと思う。