中山競馬場で15年ぶりくらいに散策して、ノスタルジーをまとめてみた。
気づいたこと、その1:人が少ない。
とにかく人が少ない。20世紀の頃はゴール前は朝から大混雑で席とりの椅子ばかり。ベンチには新聞紙が置かれていて、どかして座ると怒られた。パドック→返し馬→レース→ウイナーズサークルと全てをみることはほとんど(いや多分ゼッタイに)不可能だった。21世紀の競馬はインターネット競馬が当たり前となって売り上げも下降した結果、とても閑散としたものとなった。あの頃の熱気がなつかしい。
気づいたこと、その2:「おタバコは喫煙所で
競馬場は鉄火場でどこもかしこもタバコを吸っている人で一杯だった。煙を出す人から逃げて別の場所に移動すると、そこもタバコを吸う人がいた。禁煙と書いてあっても、その張り紙の前でタバコを吸っていた。つまり、嫌煙家としては辛い場所だった。しかし、いつのまにか全面禁煙となっていた。そしてそれを守っているマナーの良い客しかいない。嫌煙家としてはバンザーイ!
気づいたこと、その3:静か。
レースのときこそ歓声が聞こえてくるがパドックなどは本当に静かになった。当時は「岡部しっかりしろー!!」とか「的場落ちるんじゃねえー金返せ」とか「トミオ頼むぞ!!」と罵声というか声援がパドックに響いていた。そのかけ声が絶妙でパドック中が笑いに包まれることもあった。今はカメラシャッターの音しか聞こえない(自分のシャッター音だがw)。あの競馬オヤジたちは何処にいってしまったのだろうか。
そもそも競馬場は酔っぱらいオヤジの溜まり場で身だしなみもだらしない人ばかりだった。なんだか酔っぱらいオヤジは一掃されてしまったかのようにほとんどいない。
なんとなく寂しさもあるが、21世紀競馬は落ち着いて競馬を楽しめる。また行きたい。
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