2013年9月25日水曜日

【凱旋門賞展望4】キズナとオルフェーヴルのライバル牝馬=トレヴ

ニエル賞勝利のキズナ、フォワ賞勝利のオルフェーヴル。それぞれにとっての強敵牝馬といったらソレミアでもジェンティルドンナでもなくてトレヴとなりそうだ。4戦4勝でここまで無敗。ヴェルメイユ賞では楽勝のレースぶりでここにきて評判もうなぎ上り。3歳馬は斤量面でとても有利な凱旋門賞だけに侮れなそう。

ヴェルメイユ賞2013の映像

 

ここまでの展望シリーズ

凱旋門賞展望3:アンテロが日本でもおなじみOペリエ騎手でGIIIを楽勝

凱旋門賞展望2:イギリス期待アルカジームも参戦

凱旋門賞展望1:キャメロットは参戦するのか?

 

トレヴがヴェルメイユ賞を楽勝した記事がレーシングポストに掲載されていたのでさらっと翻訳してみた。


トレヴ、ヴェルメイユ賞楽勝で凱旋門賞馬候補に躍り出る 

トレヴがヴェルメイユ賞で印象的な勝利をあげた。これこそがデットーリ騎手を大舞台に連れ戻すのにふさわしいものだ。三歳牝馬のトレヴは追加登録をして凱旋門賞に向かうと思われブークメーカーのPaddy PowerとWilliam Hillでは人気の上がり馬として注目されている。

スローペース気味にレースは進んだが、デットーリ騎手はトレヴを抑えペースメーカーのWild Cocoを射程圏に入れいつでも抜け出せる手応えでいた。

しかしデットーリ騎手は慌てずにいてCriquette Head-Maarek調教師のトレヴを最後の1ハロンまでおさえた。そしてとてつもない末脚を発揮して勝利を収めた。Wild Cocoが余裕の2着でTasadayが3着。

これはデットーリ騎手にとっては昨年のスノーフェアリーによる愛チャンピオンS勝利以来初のGI制覇であった。

Paddy Powerでの凱旋門賞前売りオッズでは5倍となっており、同じように2008年のヴェルメイユ賞と凱旋門賞を連勝したザルカヴァと同じ軌跡である。

Head-Maarek調教師曰く、「馬場状態は問題ではなかった。楽勝になりはしないかと心配していた。しかし抜け出すときに馬群を割る必要があったので良い経験となった。」

「もちろん勝利するには相当大変な位置取りにいた。問題になるペースではなかったがトレヴは観客を喜ばせている。」

「レース中はドキドキしていた。というのも厳しい位置取りでかかっていたからだ。しかし結局はすばらしいスピードで格の違いをみせてくれた。」

Wild Cocoのセシル調教師曰く「スリルがあった。とても良い3歳牝馬と対決しなければいけなかったということが実にいらつくことであった。」

「トレヴは三馬身半の圧勝だったが、このコース、この馬場を大得意としていた。次にどのレースを使うかはオーナーと検討の必要がある。」


 

ここにきて人気急上昇だが、キャリアの浅い牝馬が凱旋門賞勝利というのは違和感があるのだが。。。

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