◎はキンシャサノキセキである。
シルクロードS、阪急杯、オーシャンSを見直してみて、新興勢力の台頭があったとは言い難い。つまりはスプリント界の勢力図は昨年秋スプリンターズSの着順通りである。
スプリンターズS2008(以下SS)の着順に従って各馬を考察。
スリープレスナイト(SS 1着)
普通ならば本命である。しかし、トライアルを使えなかったくらい状態面に不安を抱える。順調でない馬がG1を勝つのは難しい。対抗までである。
キンシャサノキセキ(SS 2着)
前走は大敗したように見えるが、稍重の馬場状態、休み明け+10kgの中途半端仕上げであり、実力100%とは言い難い。先行して最後は息絶えたレース内容はトライアルとしては上々である。今回は実力通りならば悲願のG1達成である。
ビービーガルダン(SS 3着)
前走阪急杯は圧勝に見えるが、トラックバイアスと展開が大きく味方をしたものであり、この馬が見違えるほど強くなったわけではなく、昨秋よりちょっとプラスくらいである。キンシャサノキセキのライバルとしては怖い存在であるが、今回は内枠有利(Aコース使用で内側グリーンベルト)の馬場状態なのに外枠を引いてしまった。安藤勝己から乗り替わりとなる武幸四郎がこの状況を打開できるとも思えず、実力をだしきれないで終わる公算が大きい。2着ならあるかもしれないが、人気になることも予想されるので、無印とする。
スズカフェニックス(SS 4着)
今回は出走していない
アポロドルチェ(SS 5着)
騎手も駄目だし、最近の様子から調子が良いとも思えない。調教師の腕に疑問がある。それにスプリンターズSの時よりも斤量+2kg。キンシャサノキセキ逆転は無理である。無印。
トウショウカレッジ(SS 6着)
インコースグリーンベルトを通って差しきりという魅惑を抱かせるには十分な枠順と騎手である。いつもの追込み競馬では届かないが、内田博幸ならバレンタインSのときのように中団につけることができるかもしれない。
ファイングレイン(SS 10着)
去年の高松宮記念ではキンシャサノキセキを破っており正直不気味である。しかしいくら何でも前走は負けすぎていないか!?
結論として
◎キンシャサノキセキ
○スリープレスナイト
☆トウショウカレッジ
馬券はオッズをみてゆっくりと決める。
*高松宮記念といえば第一回のナリタブライアン出走が忘れられない。三冠馬が1200Mに出走するというのは異例であったが、種牡馬価値を考えればわからなくもない。しかしそれなら安田記念でもよかったのでは??と思ってしまう。
10年という月日は速く、そのナリタブライアンはすでにこの世にはいないのだ。
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