今年も外国人騎手が大挙して来日する季節が近づいてきた。初来日する騎手としてバルザローナ騎手がいる。11月から年末までの騎乗予定だが彼にはどのような実績があるのだろうか。
まずは年齢。2013年8月で22歳となった。とても若い。よく言えば若さ故に日本という特殊な環境下にも適応できる期待が高い。国籍はフランス人。
2011年、19歳。このときドバイで大活躍をしてUAEダービーを勝利した頃から注目を浴びる。特にドバイで活躍したことでゴドルフィンからも注目されたと思われる。その年イギリスダービー制覇!若手ホープとしての期待は高そうだ。
現在は青い勝負服でバルザローナ騎手を見ることが増えてきている。青い勝負服といえばゴドルフィン。長くゴドルフィンの主戦だったのはお馴染みフランキーデットーリ騎手だが、デットーリ騎手もすでに44歳で現在は骨折で戦線リタイヤ中。年齢を考えるとゴドルフィンは次の主戦騎手を探しているのであろう。そこで白羽の矢がたった一人がバルザローナ騎手のようである。2012年3月、ゴドルフィンと専属騎手契約。
実際のところ、バルザローナ騎手について検索するとデットーリ騎手とゴドルフィンに注目が集まった記事がたくさん出てくる。例えば、2012年5月の次のような記事だ。
デットーリ騎手は他騎手と騎乗馬を分けることに好意的
二人の若手騎手にも騎乗機会は均等に
ダービー、オークスにデットーリ騎手の騎乗馬なし
フランキーデットーリ騎手はもはやゴドルフィンの主戦騎手ではない。競馬界がこの事実を受け入れるのにはしばし時間が必要である。しかし、ミカエルバルザローナ騎手が今週末のダービーにおいてゴドルフィンの馬に騎乗するということは、ついにイギリスも事実を受け入れるときになった。水曜日にゴドルフィンの広報担当サイモンクリスフォード氏によってこのことが明らかにされたのだ。
「騎乗馬は分配される。」デットーリ騎手、バルザローナ騎手、シルヴェスタデソーサ騎手三人の契約騎手についてのクリスフォード氏のコメントだ。彼曰く「三人は均等に騎乗機会が与えられる。フランキーもケーキを分け合わなければいけないし、彼もそのことは理解している。」
以下略
さらに今回バルザローナ騎手に注目なのは角居厩舎が受け入れているということ。言うまでもなく関西を代表する厩舎の一つ。ゴドルフィンがデットーリ騎手の後継者として期待している騎手が角居厩舎所属で騎乗する。環境はかなり整っているし実力もしっかりしてそうだ。マクドノー騎手よりは期待して良さそうだ。後は日本競馬に適応できるかどうか!
注:ただし受入馬主は猪熊広次氏で社台ではない。猪熊広次氏の代表馬はマイケルバローズとかアントニオバローズとか。
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